2007年09月27日
アジサイについて考えてみました
アジサイ
Hydrangea
宇治・三室戸寺のアジサイ庭園
分類
界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Magnoliophyta
綱: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目: バラ目 Rosales
科: アジサイ科 Hydrangeaceae
属: アジサイ属 Hydrangea
和名
アジサイ、紫陽花
英名
Hydrangea
アジサイ(紫陽花)は、アジサイ科 アジサイ属の植物の総称。学名はHydrangea、「水の容器」という意味。学名のままヒドランジアあるいはハイドランジアということもある。原産地は日本。
いわゆる最も一般的に植えられている球状のアジサイはセイヨウアジサイであり、日本原産のガクアジサイ Hydrangea macrophyllaを改良した品種である。
花の色は、助色素というアントシアニンの発色に影響を与える物質のほか、土壌のpH濃度、アルミニウムイオン量によって様々に変化する。そのため、「七変化」とも呼ばれる。日本原産の最も古いものは、青色だという。花はつぼみのころは緑色、それが白く移ろい、咲くころには水色、または薄紅色。 咲き終わりに近づくにつれて、花色は濃くなっていく。
「あじさい」の名は「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われる。また漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花(ライラックか?)に名付けたもので、平安時代の学者源順がこの漢字をあてはめたことから誤って広まったといわれている。
樹高1?2m。
葉は、光沢のある淡緑色で葉脈のはっきりした卵形で、周囲は鋸歯状。
花は、6?7月に紫(赤紫から青紫)のを咲かせる。一般に花と言われている部分は装飾花で、本来の花は中心部で小さくめだたない。花びらに見えるものは萼(がく)である。セイヨウアジサイではすべてが装飾花に変化している。
青酸配糖体を含み、ヒトなどが体内に取り込むと中毒を起こす。
酸性との関わり
アジサイはその土地の酸性度によって色を変える。
酸性度が高いー青が強い 酸性度が低いーピンクが強い
分類と品種
エングラーの分類体系では「ユキノシタ科アジサイ属」になっているが、クロンキスト体系ではユキノシタ科の木本類をアジサイ科として分離独立させている。
アジサイ属の野生種としては、日本には以下のようなものがある。
まず、次の種がアジサイの原種と栽培種であるが、野性でも変異が多い種である。
ガクアジサイ H. macrophylla Sieb. f. normalis (Wilson) Hara
アジサイ f. macrophylla
セイヨウアジサイ f. hortensia
ヤマアジサイ(サワアジサイ) H. macrophylla subsp. serrata (Thumb.) Makino
アマチャはこの変種
エゾアジサイ subsp. yezoensis (Koidzumi) Kitamura
全くの別種になるのが以下のものである。
ヤハズアジサイ H. sikokiana Maximowicz
タマアジサイ H. involucrata Sieb.
以下の種はアジサイの名を持つが、装飾花を持たない。
コアジサイ H. hirta (Thumb.) Sieb. et Zucc.
また、アジサイの名を持たないが、以下の種はアジサイ属で、よく似た花をつける。
ガクウツギ H. scandens (L. f.) Seringe
コガクウツギ H. luteovenosa Koidzumi
ノリウツギ H.paniculata Sieb.
つる植物となるものもある。
ツルアジサイ(ゴトウヅル) H. petiolaris Sieb. et Zucc.
イワガラミ Schizophragma hydrangeoides Sieb. et Zucc.(ツルアジサイに似るが、装飾花が一弁)
このほか、草本でアジサイ様の花を咲かせるものにクサアジサイ(Cardiandra alternifolia Sieb. et Zucc.)がある。
また、分類上の位置は大きく異なるが、スイカズラ科にも低木で散房花序の周辺部に装飾花をつけるものがあり、やや様子が似ている。ムシカリ(Viburnum furcatum Blume)やヤブデマリ(V. plicatum Thumb. f. tomentosum (Thumb.) Rehder)などがその代表で、ヤブデマリではアジサイと同様に装飾花だけからなる園芸品種オオデマリ(f. plicatum)があるのもよく似ている。
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